熱源の多様性
ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関は、燃料として、引火性や着火性に優れたものしか用いることができません。これに対し、スターリングエンジンでは内燃機関に用いられるものはもとより、その他、石炭、木材、わら等の可燃性のものはすべて燃料として使用することが可能です。さらに特徴的なのは、燃料を用いなくても、地熱や温泉熱あるいは太陽光までも熱源として使用できることです。
きれいな排気ガス
スターリングエンジンは外燃機関であるため、当然燃料の燃焼はエンジンの外部で行われます。このため内燃機関などに比べ、非常に燃焼のコントロールが容易となります。したがって、燃焼後の排気ガスは内燃機関に比べて非常にクリーンなものとなります。
優れた静粛性
内燃機関では、エンジン内の圧力変化が爆発的に起こるため、どうしても振動、騒音等の発生が避けられません。これに対しスターリングエンジンにおけるエンジン内の圧力変化は非常に緩やかなものであり、さらに複雑な弁機構等もないため静粛性が非常に優れています。
高い理論熱効率
スターリングエンジンの理論熱サイクルであるスターリングサイクルは、理論的に最高の熱効率を持つカルノーサイクルの熱効率と等しくなります。